COPDと向き合うー慢性閉塞性肺疾患(COPD)とは?ー

慢性閉塞性肺疾患(以下、COPD)は、肺や気管支が炎症を起こし、空気の流れが悪い状態(気流閉塞)になる病気です。タバコ煙を主とする有害物質を長期にわたって吸入することによって起こります。

初めのうちは無症状あるいは咳や痰が出る程度ですが、病期が進行すると重症化し、安静時の軽い動作(坂道を歩く、階段を上るなど)でも呼吸がしづらくなったり、生活の質(QOL)に深刻な影響を及ぼしたりするようになります。

近年、COPDにはさまざまなタイプがあることが新たにわかってきました。

一度壊れてしまった肺を元に戻すのは難しいことですが、それぞれのタイプに合った適切な治療によって、症状を和らげることが可能です。

COPDを進行させないためには、症状や日常生活への影響に気づき、呼吸器専門医に早く相談することが大事です。

  • COPDは肺や気管支が炎症を起こして、
    呼吸がしづらくなったり、咳・痰が出る病気
  • 病期があり、初めは無症状だが進行すると
    重症化し、生活の質(QOL)に影響を及ぼす
  • COPDのタイプや治療選択について正しい知識を身に付け、
    ご自身に合った適切な治療に取り組みましょう