COPD治療におけるQOL向上の大切さ
病気を治したい、という期待感をもって主治医との話し合いに臨んだにもかかわらず、治療が難しい病気と告げられたり、ご自身が責められているように感じたりすることはありませんか。そのような状況では、せっかくの“治したい”という意欲が減退してしまうこともあるかもしれません。
しかし最近のCOPD治療は長く付き合う疾患として、患者さんがより快適に生活し、未来に向けてのリスクを最小限に抑えるための治療が重要視されています。



これらには、主治医とのコミュニケーションがさらに大切になります。自分の希望や不安をしっかりと伝え、日常生活をより良くするための具体的なプランを共に考えていくことで、より良い生活を送るための支援を受けることができます。

- COPD治療の目標は、「いまの状態を良くすること
(症状やQOLの改善)」と「将来リスクを低減すること」 - QOLの向上が、将来リスクを減らすことにつながる
- 自分の生活の希望や不安を主治医にしっかり伝える
コミュニケーションが大切
生活の質(QOL)とは?
QOLは、目に見える豊かさのイメージがありますが、病院での診療では、からだの痛みや不快感、ストレス、生きがい、満足度といった精神的な豊かさの意味が含まれます。つまり、あなたやあなたのご家族が「自分らしく充実した生き方ができているか?」を、たずねるための言葉としても用いられています。