治療の目標
アトピー性皮膚炎では、次の状態になることを目標に治療が行われます
- 1症状がないか、あっても軽微で、日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない状態に到達し、その状態を維持する
- 2このレベルに到達しない場合でも、症状は軽微または軽度で、日常生活に支障をきたすような急な悪化が起こらない状態を維持する
ぐっすり眠りたい、勉強や仕事に集中したいなど、より具体的な治療の目標(ゴール)を持つことも大切です。


治療の3本柱
薬物療法

皮膚の炎症を抑えるために、科学的に有効性が検討されている薬を使用して治療を行います。
薬物療法は「外用療法」と「全身療法」に大別されます。塗り薬は「外用療法」、飲み薬や注射は「全身療法」に含まれます。