特発性の慢性蕁麻疹Q&A

原因がはっきりしない特発性の慢性蕁麻疹の場合、自分自身では症状の出現を避けることができないため、数ヶ月あるいは数年にわたり蕁麻疹の症状を繰り返すこともあります。また、経過が長ければ長いほど、治るまでにかかる時間が長い傾向にあります。しかし、特発性の慢性蕁麻疹であっても、多くの場合、症状の有無に関わらずにきちんと薬を飲み続けて、症状をコントロールできるようになると、少しずつ薬の量を減らすことができ、さらに薬を飲まなくても症状があらわれなくなる状態を目指せるようになります¹⁾。
日常生活でどのような状態になりたいか、より具体的な目標を決めて、治療を続けていくことが大切です。