喘息の発作を起こさないためには、薬による治療とともに、生活習慣に気を付けることが重要です。
このページでは、発作の予防や発作時に役立つ生活習慣を紹介します。よい生活習慣を身につけましょう。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
きちんとお薬を続けましょう
喘息患者さんの気道では、症状がないときでも炎症が起きています。症状はあくまでも、喘息の氷山の一角です。このため喘息治療では、発作治療薬だけでなく、喘息の大もとの炎症をおさえるための長期管理薬を使用します。ところが患者さんによっては、長期管理薬の使用を自己判断でやめてしまい、結果として発作が繰り返し起こってしまうことがあります。
「症状がないから薬をやめていい」のではなく、「症状がないことは長期管理薬の効果」だと考えて、きちんと薬の使用を続けましょう。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
治療日誌をつけましょう
体調の変化や薬の使用状況を「治療日誌」に記録することで、喘息のコントロール状態が簡単に把握できます。
記録した治療日誌は、診察時に持参し医師にみせることで、症状の変化などを詳しく伝えることができます。治療日誌の用紙はこちらからダウンロードできます。ぜひご活用ください。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
禁煙しましょう
タバコは、喘息の症状を悪化させることが知られています。喘息患者さんの気管支では炎症(腫れて赤くなっている状態)が起きていますが、タバコを吸うことでこの炎症が長引いてしまいます。
- 周りの人に禁煙の決心を伝えましょう。
- 自分がどんな時にタバコを吸いたくなるかを把握しておき、対策を立てておきましょう。
- 目標は高く持ち過ぎないようにしましょう。まずは「今日一日」禁煙することを考えましょう。
- 禁煙をしたことによって起きた「いいこと」を見つけましょう。呼吸が楽になったり、ご飯が美味しく感じたり、禁煙したことによって起こる変化を楽しみましょう。
- また受動喫煙も喘息悪化の原因となります。外食の際は完全禁煙の店を選ぶなど、できるだけタバコの煙を避けるようにしましょう。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
こまめに掃除をしましょう
アレルギーが原因となっている喘息の場合は、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)を減らすことが発作の予防になります。アレルゲンには、ダニやほこり、カビ、ペットの毛、花粉などがあります。以下のポイントに気をつけながら、こまめに掃除を行いましょう。
- 窓を閉め切っていると、室内にほこりやカビがたまりがちになります。定期的に窓を開け、空気を入れ換えましょう。
- 家具のすき間や小物の上はアレルゲンがたまりやすい場所です。シンプルな形の家具を選び、小物は棚の中などで楽しみましょう。
- エアコンのフィルターにはほこりやカビがたまりやすく、また加湿器の中はカビが増えやすい場所です。エアコンフィルターや加湿器のタンク、噴き出し口はこまめに掃除を行いましょう。
- ダニ対策には、寝具の手入れが重要です。シーツやカバーをこまめに洗濯し、布団はよく干し、寝具用のノズルを使って掃除機をかけましょう。
※ただしアレルゲンが喘息の原因ではない患者さんでは、掃除によって喘息症状がよくなるという根拠は明らかではないので、神経質になる必要はありません。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
風邪やインフルエンザを予防しましょう
風邪やインフルエンザの予防は、喘息の悪化を防ぐうえでとても大切です。
小さな習慣の積み重ねで予防しましょう。
- 外から帰ったときや食事の前は、手洗い、うがいをしっかり行いましょう。
- 人ごみに出かけるときは、なるべくマスクをつけて対策しましょう。
- 冬場は、インフルエンザの予防接種を行うとよいでしょう。
- 日ごろから無理や不摂生をしすぎず、体力を低下させないように気を付けましょう。
- 睡眠は 7 時間とるようにしましょう。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
内臓脂肪を減らしましょう
肥満、とくに内臓脂肪の増加は、喘息の症状を悪化させることが知られています。食事に気を付け、適度な運動をすることで、内臓脂肪を減らしましょう。
また単に体重を減らすだけでなく、筋肉量を増やすことで喘息の症状が安定する可能性があることが報告されています。下記の⑨のポイントに気を付けながら定期的に運動を行い、筋肉をつけましょう。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
発作の前ぶれを知りましょう
発作が起こる前には、ちょっとした変化があらわれることがあります。いくつかのポイントを意識することで、
前ぶれに気付けるようになりましょう。前ぶれに気付いたら、休息をとり無理をしないなど、早めに対策をしましょう。
- 気温や気圧の変化があると、発作が起こりやすくなります。天気予報をこまめにチェックし、前日との気温差が大きいときや、台風などで気圧が大きく変わるときなどは注意しましょう。
- 風邪が発作のきっかけになることがあります。体調の変化に気を配るようにしましょう。
- 女性の方では、月経前~月経中に喘息が悪化する人もいます。この時期はとくに無理をしないようにしましょう。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
ストレスをためないようにしましょう
大きなライフイベントがあったり、学校や職場などでストレスを感じていたりすると、喘息が悪化することがあります。また喘息の症状によってストレスを感じたり、いつ発作が起きるか分からないといった不安を感じることもあるでしょう。日常生活のストレスを完全になくすことは難しいですが、まずは喘息によるストレスを少しでも軽くしていきましょう。
喘息の治療にしっかりと取り組みましょう。適切な治療を行うことで、 まずは「症状が気になる」、「発作が心配」といった、喘息によるストレスを軽くしていきましょう。症状が良くなり発作への不安が減ることで、 趣味や旅行なども楽しめるようになれば、その他の日常生活のストレスの解消にもつながっていくでしょう。
- きちんとお薬を
続けましょう - 治療日誌を
つけましょう - 禁煙しましょう
- こまめに掃除を
しましょう - 風邪やインフルエン
ザを
予防しましょう - 内臓脂肪を
減らしましょう - 発作の前ぶれを
知りましょう - ストレスをためない
ようにしましょう - 適度な運動を
しましょう
適度な運動をしましょう
喘息があると、発作をおそれて運動を控えがちになるかもしれません。しかし、適度な運動は喘息のコントロールにもつながることが報告されています。しっかりとポイントをおさえて、生活の中に取り入れましょう。
- 必ず事前にウォーミングアップをしましょう。
- 気温が低いときや乾燥した場所での運動は避けるようにしましょう。
- おすすめはウォーキングです。少し息が切れるくらいの速さで20分程度歩きましょう。
平らな場所だけでなく、坂や階段を含めたコースを歩くとより良いでしょう。