アトピー性皮膚炎とは
アトピー性皮膚炎のお話だよ! 
教えて!モグラ晴ノ介⑥

アトピー性皮膚炎とは 【監修】地方独立行政法人大阪府立病院機構 大阪はびきの医療センター皮膚科 片岡 葉子 先生

アトピー性皮膚炎とは、かゆみのある湿疹を主な症状とした、良くなったり悪くなったりを繰り返す病気のことです。

名前に「炎」という文字が入っているように、皮膚の内部で「炎症」が起こっていて、皮膚が本来もっている「バリア機能」を低下させ、「かゆみ」を引き起こします。我慢できないほどのかゆみのせいで、皮膚をかきこわしてしまい、さらなるバリア機能の低下と炎症を引きおこす悪循環に陥ります。

アトピー性皮膚炎では、ちょっと良くなったと思ってもまたすぐに悪くなったりしますが、それは、皮膚の表面はきれいになっても、まだ「炎症」が皮膚の奥底に潜んでいるからかもしれません。

アトピー性皮膚炎症状が重いとき、軽いとき、および正常な皮膚の表面と内部の断面図
  • アレルゲン(ダニ、ハウスダスト、食物など):アレルギーの原因となる物質
  • 免疫細胞(Th2細胞、ILC2など):免疫にかかわる細胞で、IL-4やIL-13といった炎症を引き起こす物質(サイトカイン)をつくりだす
  • サイトカイン(IL-4、IL-13など):免疫細胞からつくられる物質で、皮膚内部の炎症を引き起こしたり、バリア機能を低下させたりする