はたらく細胞 失われた匂いのナゾを解き明かせ 特別編

好ましい匂いから不快な匂いまで、外界にあるさまざまな物質からは「におい分子」が飛び出しています。

においを感知する秘密の場所は、鼻の一番奥!​

そこでは、嗅細胞などがにおいを仕分けるなど、​頑張ってはたらいています!

Episode3

ウ~・・・ウ~・・・

嗅細胞
嗅細胞

あれ、におい分子はこれで全部なのかな?

におい分子が少ししか集まらない…
なんだか鼻腔の様子が変だ

鼻粘膜が山のように盛り上がっている・・・!

鼻粘膜が盛り上がっている!?なんだこれは・・・?

中級
正解は はなたけ

大きく盛り上がっているところの真上の文字を、盛り上がりが大きい順に読みます。

すると、上は「まんぷく」、下は「はなたけ」となるので、答えは「はなたけ(鼻茸)」です。

好酸球
好酸球

有害なものから体を守らなきゃ!

ヘルパーT細胞
ヘルパーT細胞

過剰に産生したインターロイキン
そして慢性化したアレルギー反応
これらのダメージが鼻粘膜に蓄積されて、腫れあがり鼻茸へと成長してしまったのか…

鼻茸に関するInformation

炎症

副鼻腔炎の炎症が慢性化することで鼻の中にできてしまうポリープを鼻茸といいます。慢性副⿐腔炎(蓄膿症)の患者さんのうち10〜20%、およそ20万⼈に⿐茸(⿐ポリープ)があるとされています。

症状

鼻茸が中鼻道にできると鼻づまりの原因となり、嗅裂にできると、「匂いがわかりにくい」「食べ物の味がわかりにくい」という症状も起こります。

また、鼻づまりは質の良い眠りや集中力低下に関連し、仕事や勉学の効率や、生活の質(QOL)へ影響を及ぼす可能性があります。


鼻茸(鼻ポリープ)は、放置しておくと大きくなり、鼻症状がひどくなる可能性があります。早めに専門の病院を受診して、検査を受けましょう。