特発性の慢性蕁⿇疹の検査とは?

蕁麻疹の治療を行うためには、まず、蕁麻疹の種類を判断することが必要です1)。まず、症状や経過を調べるために問診や体の状態の診察を行います1)。これらの結果から、蕁麻疹との関連が疑われる病歴や身体所見などがある場合には検査を行いますが、蕁麻疹以外に明らかな症状がなく、蕁麻疹の症状にも特別な特徴がない場合にはむやみに検査は行わずに、特発性の蕁麻疹と判断されます1)

また、アナフィラキシーを疑う症状(のどのかゆみや腫れ、ふらつき、動悸、息苦しさなど)を伴う場合はアレルギー性蕁麻疹などの原因となる刺激がある可能性を考えます1)

参考文献
1) 秀 道広ほか:蕁麻疹診療ガイドライン 2018. ⽇⽪会誌 2018;128(12): 2503-2624