紫外線を防いだ方がいいのかどうかわからない

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紫外線はよくないと聞きますが、どう防げばいいの?日焼け止めクリームはアトピーでも塗ってもいいの?

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クスリも塗って、日焼け止めも塗るなんて面倒くさい。

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こんな時どうする?馬場先生からのワンポイントアドバイス

アトピーにとって紫外線が悪いとは限りません。紫外線で悪化する人もいますが、単に日光で体温が上がったり、汗をかいてかゆくなったりして症状が悪化しただけなのに、紫外線が悪化させたと勘違いしてしまうことも多いです。アトピーの治療として紫外線治療がある医用に、むしろ紫外線に当たることで皮膚炎やかゆみが治まるという治療効果もあるのです。

紫外線が強くなり始める4-5月に少し日に当たっただけで真っ赤になったり皮疹が出るなど、明らかに紫外線過敏がある人だけが避けるべきでしょう。日焼け止めクリームを直接皮膚炎がある部位に塗ると炎症が悪化するので、塗るなら、薬や保湿剤を塗った上から塗るか、できるだけ帽子や衣類などで遮光するようにしましょう。

年代別の解決のヒントも見る

乳幼児期のお子さん

生後6か月未満の乳児は日焼け止めは塗らないで、帽子や衣類、ベビーカーの幌などで遮光しましょう。塗る場合も、皮疹が落ち着いてからに。

学童期のお子さん

体育や運動会で長時間日光に当たる場合は、露出部にだけ日焼け止めを塗り、また皮膚炎がある部位は避けましょう。日焼け止めは、落ちにくくできているので、毎日しっかりと石けんの泡で落としましょう。プール授業で日焼け止めを使う場合は、主治医から指示書をもらって学校の許可をもらいましょう。

思春期のお子さん

部活など屋外での運動量が増える時期。過度に日光に当たらないように、適度に日焼け止め、帽子、長袖を利用しましょう。海水浴は、30分おきくらいに日陰で休憩を挟むといいでしょう。

成人期のお子さん

これまでの経験で自分が紫外線と相性がいいのか悪いのか自分でわかっています。日光過敏の人、過敏ではないけれど日焼けしたくない人は、帽子や日傘、衣類で避けることを基本に、日焼け止めも皮疹が落ち着いているところだけに塗る、など臨機応変に。

進化している治療法

今から考える
アトピー性皮膚炎の治療選択肢

近年、アトピー性皮膚炎の病態解明が大きく進歩し、治療も進化してきています。
そのなかでも、アトピー性皮膚炎の「かくれ炎症」を引き起こす体内の原因物質をターゲットとしている分子標的薬という新たな治療選択肢が注目されています。

まずは、お近くの医師に相談しましょう!

患者さんがどんなことに悩んでいるのかお医者さんも知りたいと思っています。
皮膚の悩みがあればためらわずに相談して、専門医の先生と一緒によりいい皮膚を目指しましょう。

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