ステロイド、塗り続けてもいい?

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必要なのはわかっていても、なんとなくステロイドを塗り続けることに抵抗があります。

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SNSで「ステロイドはよくない」という書き込みを見たので、続けていいのか不安になってる。

馬場先生のイラスト

こんな時どうする?馬場先生からのワンポイントアドバイス

ステロイド外用薬は炎症に対する基本治療。医師の指示どおり適切な強さ・量・期間で使えば安全です。ずっと強い薬を続けるのではなく、良くなったら弱める/回数を減らすが前提。怖さから量を減らしすぎたり早く中止すると、炎症がくすぶって長引く・悪化の原因になります。

基本は①炎症がある間はしっかり使う、②落ち着いたら段階的に減らす、③その後は保湿で維持。再燃しやすい場合はプロアクティブ療法を提案されることもあります。心配なときは量(1FTU)・範囲・強さ・期間を医師と再確認し、部位ごとの使い分けを調整しましょう。必要に応じて非ステロイド外用薬や全身治療という選択肢もあります。

※1FTU(Finger Tip Unit):外用薬の塗り方の目安です。ステロイド外用薬は大人の人差し指の先端から第一関節まで(2cm程)に口径5mmのチューブから押し出された量が約0.5gで、大人の手のひら2つ分の面積に塗るのが目安になります。なお、ローションでは1円玉大が1FTUの目安になります。

年代別の解決のヒントも見る

乳幼児期のお子さん

お風呂→保湿→必要部位にステロイドの順番固定で習慣化を。爪ケアとミトンで搔き壊し予防も。

学童期のお子さん

チェック表や色ラベルで「部位×強さ」を見える化。赤くなくてもザラつく所は炎症が残っていることがあるので一緒に触って塗る範囲を確認しましょう。

思春期のお子さん

「自分でコントロールしたい」気持ちを尊重。スマホで使用量・部位メモ→診察で微調整。見た目の不安は遠慮なく医師に相談しましょう。

成人期のお子さん

仕事・学業で塗布が途切れがち。「忙しくてもこのくらい」のラインを主治医と合意して継続性を確保しましょう。

進化している治療法

今から考える
アトピー性皮膚炎の治療選択肢

近年、アトピー性皮膚炎の病態解明が大きく進歩し、治療も進化してきています。
そのなかでも、アトピー性皮膚炎の「かくれ炎症」を引き起こす体内の原因物質をターゲットとしている分子標的薬という新たな治療選択肢が注目されています。

まずは、お近くの医師に相談しましょう!

患者さんがどんなことに悩んでいるのかお医者さんも知りたいと思っています。
皮膚の悩みがあればためらわずに相談して、専門医の先生と一緒によりいい皮膚を目指しましょう。

診察を受ける親子のイラスト