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皮脂欠乏性湿疹 【監修】大阪大学大学院医学系研究科 皮膚科学教室 教授 片山一朗先生

皮脂欠乏性湿疹とは?

皮脂欠乏性湿疹とは、皮膚がカサカサに乾燥することで強いかゆみを感じ、ついかいてしまうことで湿疹化してしまった皮膚の病気です。
特に、皮膚が乾燥しやすい高齢者で、秋から冬の季節に多いのが特徴です。

皮膚の乾燥によりかゆみが生じるわけ

皮膚の一番外側には「角質層」という部分があり、健康な状態では水分を保ち、外からの刺激が入ってこないようにバリアする働きをしています。しかし、皮膚が乾燥すると、角質層にすき間ができて水分が蒸発しやすくなり、外からの刺激が入り込みやすくなってしまいます。さらに、かゆみを感じる神経線維の数が増え、長さも皮膚の外側に向けて伸び、刺激に敏感になるため、かゆみを感じやすくなるのです。

健康な皮膚と乾燥した皮膚の違い

皮脂欠乏性湿疹の治療

皮脂欠乏性湿疹の治療では、塗り薬として乾燥を防ぐ「保湿薬」や皮膚の炎症をおさえる「ステロイド外用薬」などが使われます。また、かゆみがある場合は、かゆみをおさえる「抗ヒスタミン薬」の飲み薬が用いられます。

皮脂欠乏性湿疹の治療で使われる主な薬

塗り薬塗り薬

■ステロイド外用薬
皮膚の炎症をおさえます。

■保湿薬
皮膚の乾燥を防ぎます。

飲み薬飲み薬

■抗ヒスタミン薬
皮膚でのヒスタミンのはたらきをブロックし、
かゆみをおさえます。

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