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虫による皮膚炎 【監修】大阪大学大学院医学系研究科 皮膚科学教室 教授 片山一朗先生

皮膚炎引き起こす原因となるとは?

私たちの身近にいるさまざまな虫が、皮膚炎を引き起こします。代表的なものとしては、血を吸うノミダニ、刺すハチ、咬むクモムカデ、ヒトの皮膚に寄生するシラミヒゼンダニ、さらにさわることで皮膚炎を引き起こすチャドクガとその幼虫(毛虫)などが挙げられます。これらの虫は、屋外だけではなく、室内や家のまわりにもひそんでいるため注意が必要です。

室内や家のまわりで注意すべき虫

屋外活動で注意すべき虫

虫による皮膚炎を予防するには

虫による皮膚炎を予防するためには、まず原因となる虫の特徴や生態をよく知って、発生時期に生息場所にできるだけ近づかないことが大切です。アウトドアやレジャーのときは、できるだけ肌を露出しないこと、そして防虫スプレーなどを持ち歩くことをお勧めします。室内では、燻煙殺虫剤なども有効です。

虫による皮膚炎の予防法

アウトドアでは
できるだけ肌を露出しない服装を
防虫スプレーを持ち歩く
室内では
ダニ・ノミなどの駆除には燻煙殺虫剤などを活用

虫による皮膚炎の治療

虫による皮膚炎の治療は、原因となる虫や症状によって変わってきます。症状が軽い場合は薬が必要ない場合もあります。一般的には、塗り薬として皮膚の炎症をおさえる「ステロイド外用薬」を症状に応じて使い、かゆみには「抗ヒスタミン薬」の飲み薬を使います。また、ハチに刺された後にアナフィラキシーショックが起こった場合には、「エピネフリンの皮下注射」が必要になることもあります。

虫による皮膚炎の治療で使われる主な薬

塗り薬塗り薬

■ステロイド外用薬
皮膚の炎症をおさえます。

飲み薬飲み薬

■抗ヒスタミン薬
皮膚でのヒスタミンのはたらきをブロックし、
かゆみをおさえます。

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