文字サイズ

花粉症が勉学に与える影響 【監修】島根大学医学部 耳鼻咽喉科 教授 川内秀之先生

花粉症がどれくらい勉学に影響を及ぼすのかを把握するために、英国の15〜17歳の学生1,834人を対象に行われた海外の調査結果をご紹介します。

花粉症の学生の勉学への影響

花粉症の学生において、症状および脳に移行しやすい抗ヒスタミン薬により、どれぐらい試験成績に影響を及ぼすかが調査されました。これによると、試験における成績低下のリスクは、花粉症の症状で1.43倍、脳に移行しやすい抗ヒスタミン薬で1.71倍になることが示され、花粉症の症状、脳に移行しやすい抗ヒスタミン薬ともに成績低下のリスク増加につながる可能性が浮き彫りになりました。

花粉症および薬による勉学への影響
ー英国学生の試験成績に関する調査結果

成績低下のリスク(調整後オッズ比※1) 試験中アレルギー性鼻炎の症状あり(n=1,001)1.43(95%CI※2:1.13-1.81) 試験中鎮静性抗ヒスタミン薬の使用あり※3(n=84)1.71(95%CI※2:1.06-2.75)

※1 オッズ比が1.0以上の場合、事象の確率が対象例(主要3科目のうち1科目以上成績を落とした学生)に多いことを示す
※2 95%CI:95%信頼区間
※3 試験中鎮静性抗ヒスタミン薬の使用があった学生は、試験中アレルギー性鼻炎の症状があった学生の中に含まれる

Walker S et al : J Allergy Clin Immunol 120 (2) : 381, 2007より

そらいろレター プロジェクト