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家庭の鼻学びがく

初級編

<急性鼻炎>
急性鼻炎とは、一般的に「鼻かぜ」と呼ばれているものです。ウィルスや細菌が鼻や喉で増殖することにより、その部位に炎症が起きます。すると、始めは水様性の鼻汁が、続いてくしゃみや鼻閉といった症状が出てきます。その後、次第に鼻づまりがひどくなってくると匂いも分かりにくくなり、粘っこい膿のような鼻汁に変わるのが特徴です。

<慢性鼻炎>
急性鼻炎と同じように鼻の粘膜が炎症を起こした状態ですが、慢性化する原因は人によって様々です。気温や湿度の影響、大気汚染・喫煙など化学物質による刺激、また睡眠不足や加齢による分泌機能の低下などで起こることもあります。

<アレルギー性鼻炎>
アレルギー性鼻炎とは、鼻腔内に侵入した空気中の様々な異物(アレルゲン)に対して、過剰な免疫反応を起こし、くしゃみ、鼻水、鼻づまり(鼻閉)といった症状が起きている状態のことです。反応を起こす原因となるアレルゲンはひと様々ですが、特に有名なのが花粉症です。その他にも、室内のホコリ・ダニ、ペットの毛、カビなどがアレルゲンとなる人もいます。

中級編!

<嗅覚障害>
鼻づまり(鼻閉)で匂いの分子が匂いの受容器に到達できなくなったり、匂いの受容器または匂いを感じる神経が障害を受けたりして、匂いが分からなくなる状態のことを言います。

<鼻茸>
鼻腔や副鼻腔の粘膜の炎症が起こり、粘膜が浮腫状に腫れると、風船状になったりキノコ状になったりして、鼻腔に見えてきます。これを鼻茸もしくは鼻ポリープと呼びます。嗅覚障害の大きな原因のひとつともなり、ひどいときは鼻呼吸が全く出来なくなったりします。

上級編!!

<鼻(鼻腔や副鼻腔)の腫瘍>
上顎癌は、鼻領域を代表する悪性腫瘍です。特に高齢の男性に多く発症し、初期はあまり症状が顕著でありませんが、進行するにつれて鼻づまり(鼻閉)や鼻出血などの症状が出てきて、上顎の痛みや頭痛も伴います。片側の頬の腫れで虫歯と間違えられることもありますから、虫歯治療をしても治まらない時は要注意です。早期であれば大きな手術をせずに済んで、顔面に大きな欠損や傷跡を残さずに治療することができます。早く治すのが大事ですね。

<急性副鼻腔炎>
鼻腔の周囲の骨の中にある大小の空洞を副鼻腔といいますが、この副鼻腔の粘膜に細菌感染が起きると、黄色い鼻汁が出て、眼の下や額などの痛みや発熱などの症状が出てきます。急性副鼻腔炎を何度も繰り返したり、副鼻腔に膿がたまっているのを放置したりすると、粘膜や鼻腔内の線毛運動の働きが低下し、嗅覚障害を起こす可能性もあります。

<慢性副鼻腔炎>
副鼻腔の粘膜に慢性的な炎症が起こり、膿が溜まっている病気で、蓄膿症とも言われます。症状としては、濃い鼻汁、鼻づまり(鼻閉)、ひどい頭痛など。この病気は急性副鼻腔炎がなかなか治らず、繰り返しているうちに慢性化する場合が多くありますが、インフルエンザ、はしかといったウィルス感染や栄養の偏り、環境、遺伝性、虫歯なども関与するとされています。症状が悪化した場合は、手術が行われます。

そらいろレター プロジェクト